説明
オレタヤリ /原作:フィリップ・ヨーダン。音楽:リー・ハーライン。監督:エドワード・ドミトリク。第27回アカデミー賞受賞した社会派西部劇。インディアンを母にもった混血児(ロバート・ワグナー)が、白人の異母兄弟との葛藤を描く。冒頭ワグナーが3年の刑期を終えて、父親が築いて今では荒れ果てたアリゾナの牧場に帰り3年前の回想から始まる。大牧場一家の主人がスペンサー・トレイシー、銅精錬所の排水で牛が死んだり異母兄弟同士のいがみ合いなどが続きスペンサーが失意の内に死亡、長男リチャード・ウイドマークが土地を銅精錬所へ売却しようとして遂に葬儀を機会にウイドマークと次男のヒュー・オブライエンとが末弟でインデイアンの子ロバート・ワグナーが対決する。この映画は、インデイアンの母を持った混血児の、白人の異母兄弟との葛藤を描く。ラストは槍を折って決して明るい未来とは言えないのにインデイアンの娘と新天地へ旅立つ。エドワード・ドミトリクは1949年赤狩りで有罪判決を受けて以来の復活で1954年「ケイン号の叛乱」に続く復活の第2作。1955年1月3日〜10日豊橋大劇、併映「ヴェスピアス特急」。1958年5月5日〜9日メトロ、併映「野郎ども拳銃をとれ」。リバイバル1963年3月9日〜18日豊橋名画座、併映「ハスラー」。リバイバル1964年2月25日〜3月2日松竹ロキシー、併映「悪魔に支払え」【サイズ:B2】【年代:1954】